根深ネギの上手な植え方

根深ネギの上手な植え方

200607.gif 3月中~下旬に種まきをして育ててきた春まきの根深ネギ苗は、葉鞘(ようしょう)部の太さが1cm内外になる7月が畑への定植適期です。苗取りは株元にくわを入れ、できるだけ根をたくさんつけるようにして掘り上げ、下の方の枯れた葉は軽く取り除きます。そして大・中・小にサイズを分けます。苗数にゆとりがあれば小さいものは除外します。ここで苗の大きさをそろえておけば、あとで管理しやすく、そろった良品を得やすくなります。
 植え溝は幅15cm内外、深さ25~30cmになるように、くわを使って丁寧に、形崩れしないように掘ります。列の間隔は、土寄せしやすい畑では90cm、寄せにくい畑ならそれより10~15cm広く確保します。溝が崩れないようにするために、前作を片づけた後は耕さないで畑が固まったままにしておき、植えつけ直前に溝掘りをするのがこつです。掘り上げた土は片側だけに上げます。
 植えつけは図のように溝の片側に苗をぴったり寄せ、垂直に立てるようにします。そして根元に2cmほど土をかけ、足で踏みつけて倒れないようにしながら作業を進めます。
 かん水は不要ですが、防乾と、土寄せしてからの通気のために、溝のなかに稲わらや乾草などを入れておきましょう。この段階で肥料は施さず、涼風を受けて成長が盛んになり始めてから追肥を始めます。本格的に追肥・土寄せをするのは9月中旬以降です。
 根は多湿に弱いため多雨の後の排水に気をつけ、土寄せを急がないこと。風で倒れたら早めに起こしてやりましょう。

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【注釈】

掲載している農薬の使い方(農薬使用基準)は、農林水産省が公開している記事掲載時点での農薬登録情報等と基に作成しました。
農薬使用の際は、下記に注意してください。

  • 登録内容に変更がないか、必ず最新情報を確認する。
  • 使用の際は、ラベルの注意事項を必ず確認し、適切に使用する。
  • 農薬使用基準は、農薬取締法に基づき、作物ごとに該当する農薬の使用方法、使用時期、回数などについて使用者が守るべき基準です。
    また、同一成分を含有する農薬を併用する場合は、成分の総使用回数に従う。