ジャムに最適なルバーブ

ジャムに最適なルバーブ

200902.gif ルバーブはシベリア南部が原産の多年生野菜です。耐寒性があり、一度植えておけば冬枯れしても春には新しい芽を出し、数年は栽培することができる、タデ科の強健野菜です。
 草丈は50~60cm、葉幅30~35cm、葉柄の太さが3~4cmにもなる大株に育ちます。この葉柄の部分はコハク酸を多く含み、酸味が多いため、さわやかな味のジャムができます。
 ジャムのほかに、マーマレードや砂糖漬け、シャーベットなどにも利用できます。スイスやイタリア、ロシアなどでは、家庭菜園に取り入れているのをよく見掛けます。
 育て方として一番簡単なのは、2~3月ごろに栽培している人から根株を分けてもらい、植えつけることです。株は大きいので、容易にたくさんの種根が得られます。それができなければ種子を購入し、3月中旬~4月中旬の十分暖かくなってきた時期に種まきし、本葉5~6枚の苗に育て、畑に植えつけます。
 畑や庭先などで排水の良い場所を選び、あらかじめ石灰を施して耕しておきます。元肥に粗い(完熟度が中程度)堆肥(たいひ)と油かすを施し、条間120cm、株間50cmくらいに植えつけましょう。
 その後、生育中に2~3回、若干の油かすと化成肥料を施して成長を促します。1年目は収穫しないで株を肥大させ、2年目から伸びるにつれて2週間に1回くらい、2~3枚の葉柄を切り取って収穫します。
 7月ごろとう立ちし、やがて白い花を咲かせますが、葉の育ちが悪くなるので、早めに取り除きます。また多湿には弱いので、降雨後の畑の排水に注意しましょう。

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【注釈】

掲載している農薬の使い方(農薬使用基準)は、農林水産省が公開している記事掲載時点での農薬登録情報等と基に作成しました。
農薬使用の際は、下記に注意してください。

  • 登録内容に変更がないか、必ず最新情報を確認する。
  • 使用の際は、ラベルの注意事項を必ず確認し、適切に使用する。
  • 農薬使用基準は、農薬取締法に基づき、作物ごとに該当する農薬の使用方法、使用時期、回数などについて使用者が守るべき基準です。
    また、同一成分を含有する農薬を併用する場合は、成分の総使用回数に従う。