超小型で育てやすいハクサイ登場

超小型で育てやすいハクサイ登場

200603.gif 通常のハクサイは1個4~5kg、小型でも2.5~3kgですが、ここで紹介するのは手のひらにのる、300~500gの超小型のかわいい「娃々菜」(娃々は中国語で赤ちゃんの意)です。
 生まれは中国雲南省。最近では中国全土で料理に用いられており、わが国には昨年からお目見えです。店頭では半カットや4分の1カットで売られることの多いハクサイですが、これなら丸のままで販売でき、少人数でも食べ切ることができます。和・洋・中いずれの料理にも向き、サラダや小品の盛り器などに、と用途も広がります。
 まきどきは、これからの時期なら春秋用種が3月下旬と8月中旬~9月下旬、夏用種が5月中旬~8月中旬(いずれも関東南部以西の平たん地の場合)です。収穫までの日数は50~65日ですから、1~4月の低温期を除けば、かなり長期間収穫を楽しめます。
 育て方は、通常のハクサイと同じく、セルトレイ(128穴)やポリ鉢に1カ所4~5粒まきとし、育つにつれて間引いて一本立てにします。  
 本葉4~5枚で、図のように畑にベッドをつくって植えつけます。小型なので、1m2当たり10株以上もの密植にするわけです。元肥には良質の堆肥と油かす等を十分施し、2回ほど追肥して肥切れさせないように育てます。
 害虫には要注意。生育の前半にべたがけ資材を被覆すれば、極めて少農薬で育てられます。通常のハクサイに比べて大変育てやすく、家庭菜園に好適です。

(種子は、秋まき以降、小袋にて販売予定)

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【注釈】

掲載している農薬の使い方(農薬使用基準)は、農林水産省が公開している記事掲載時点での農薬登録情報等と基に作成しました。
農薬使用の際は、下記に注意してください。

  • 登録内容に変更がないか、必ず最新情報を確認する。
  • 使用の際は、ラベルの注意事項を必ず確認し、適切に使用する。
  • 農薬使用基準は、農薬取締法に基づき、作物ごとに該当する農薬の使用方法、使用時期、回数などについて使用者が守るべき基準です。
    また、同一成分を含有する農薬を併用する場合は、成分の総使用回数に従う。